FABLAB Hamamatsu設置を目指している「FABLAB Hamamatsu設置準備委員会」として、浜松のイノベーター増殖を目標としたSTEM授業を実施しました。

【STEM教育について】

日本では理科離れ防止教育等とも言われていますが、Sicence、Technology、Engineering、Mathematicを関連づけて学ぶ事でバランス良いイノベーターを輩出出来るという海外で注目されている教育のジャンルです。

先に行われたFABLAB世界会議でもSTEM Educationは非常に関心が寄せられる議論で、各国で行われている状況などを聞く事が出来ました。日本でもFABLAB鎌倉が先駆的に開発されており、「FABLEARNING」というプログラムを継続的に行っております。

我々も、浜松にFABLABを設置する目的の中に「イノベーターの輩出」があります。
このSTEM教育は時間はかかりますが、数年後の浜松、日本、世界を支える人材が生まれるきっかけになってくれると信じております。

【今回の内容】

今回は世界のFABLABで愛用されている機器を製造する企業であり、浜松の誇る企業「Roland.D.G」の強力なサポートの基「iDecora」というシートをデータ通りにカットする「カッティングマシン」を利用して、Tシャツのデコレーションを行いました。

このトピックを選んだ理由は、まず子供が興味を持って取り組んでもらう必要があった事、そしてデータの作成から出力、Tシャツへの貼付けといった作業を2コマの授業(計90分)の中で行うという多々の条件の中から検討した結果です。

【成果】

まず、下記に授業の後にとったアンケート結果をまとめます。

今回の企画をしたものとして、(3)、(4)の項目については非常に嬉しく思いました。

 

FABLABは現在のイノベーターの実験的な活動を支える場所である側面と、次世代のイノベーターを育成する場所でもあります。

今回の授業実施での感触を受けて、引き続き浜松市立西都台小学校様のご協力のもと活動を続けて行きたいと思います。

次の授業試験実施は12月です。その際には子供達の関心も大きい3Dデータの取扱について紹介します。

 

【児童アンケート結果】

※以下、授業を授けた児童に書いてもらったアンケートの集計結果です。

貴方の性別は?

 ・男の子 9・女の子 11

ものを作るのは好きですか?

 ・好きです19人 ・あまり好きではありません 1人 ・苦手です 0

今日の授業でデジタルデータの大切さがわかりましたか?

 ・既に知っていました 2

 ・今回の授業でわかりました 18

 ・分かりませんでした 0

もしこういった機械が自由に使える場所があったら使いたいですか?

 ・是非使いたい 20

 ・特に興味ない 0人

感想を一言(一部を掲載)

・機械でこうゆうものを簡単につくれて凄いと思いました。

・おもしろかった。また作りたい!

・今日いろいろなことが分かってビックリしたことや、驚いたことが一杯ありました。教えてくださった方に本当に感謝しています。

・パソコンで何でも出来るんだなぁと思った。

・こういうことが出来る機械がある事を知りました。また、こういう機械があったらやってみたいです。

・初めて、自分の絵をTシャツにつけたのでとても楽しくてあっというまに終わってしまいました。また出来たらやりたいです。

・今回は初めての作業ばかりだったけど、楽しくできたので良かったです。

・初めてTシャツを作ったので凄く楽しかったです。またやってみたいです。

・とても新鮮で新しい事がたくさん知れて楽しかったです。